薪にかかるお金について

続いて「薪にかかるお金問題」についても解説していきたいと思います。薪ストーブに使用する薪は一般的には「広葉樹」が使われるのですが、筆者が調べてみたところ相場は「1箱(7㎏から8kgほど)500~800円となって...

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薪ストーブの「薪」のこと、お教えします!

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「薪ストーブを使ってみたい!けど、どうやって薪を調達したらいいのかわからない……」

「薪の価格や毎年の使用量を知りたい」

など、薪に関する疑問をお持ちの方もいらっしゃるのでは?

この記事ではそういった方々の疑問にお答えするべく、薪に関するアレコレをまとめてみました。

ここではお得に購入できる方法や、薪の保管スペースがない場合の保管方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

調達方法は大きく分けて4つ!

薪ストーブを検討されている方が最初に悩まれる問題……そう、「薪問題」です。

筆者は薪ストーブ使用歴5年目の薪ストーブ愛用者ですが、はじめは薪の調達法に悩んでいました。

 

安心してください。薪は「自分で割る」以外にもさまざまな調達方法があるんです!

例えば……

・薪ストーブの業者から買う

・ホームセンターで買う

・地元の森林組合から買う

などなど。

 

ちなみに我が家は「薪ストーブ業者から買う」という方法で調達しています。

どの業者(工務店)もそうとは言い切れないのですが、「自社で薪の製造をしている」という業者さんは結構多い印象です。

それから、大型ホームセンターでは薪の販売も行っています。

ですが、「相場より少し高い」「店頭の在庫が少ない」という声もありますので、一度に大量購入されたい方、価格を抑えたい方は地域の森林組合で入手するとよいでしょう。

 

地域の森林組合の直売所では、ホームセンターなどでより薪を販売しています。

物流で使用される大きな「パレット」に積まれた状態で販売してくれるので、大量に、かつ安く購入したいという方にはこちらがおすすめです。

 

それから、

・ネットショップで買う

・親戚や知人に譲ってもらう

という方法で調達している人もいらっしゃるようです。

 

ネットショップの場合、「注文が楽」「24時間いつでも注文することができる」というメリットがある反面、「実物が見られない」「粗悪品が紛れている」というデメリットがあります。

また「譲ってもらう」ですが、こちらは「お金がかからない」というメリットがあるものの、「引っ越しばかりで知り合いがいない」「もともと良好な人間関係であることが重要」という点がデメリットとなるため、解説を省かせていただきました。

 

このように、いろいろな方法で薪の調達ができるので、「薪割りをしなきゃ……」という心配は一切しなくて大丈夫です。

 

薪は種類によって価格が変わる?

実は、薪は木の種類によって価格が異なります。

「薪ストーブに使用する薪は広葉樹が一般的」とお伝えしましたが、広葉樹の中でも「火の持ちが良い」とされている「ナラ(楢)」や「山桜」を使用した薪は、相場より高く設定されていることが多いです。

 

ちなみに広葉樹ではなく、針葉樹でも着火は可能です。

針葉樹は広葉樹よりもコストがかからないといわれていますが、火の持ちが良くないことから「かえってコストがかかる」といわれています。

 

・薪の使用量の目安はこのくらい!

お住まいの地域によって寒さは異なりますし、家の造りやご家族の寒さに対する耐性によって使用する薪の量は変わってきます。

ですが、「だいたいこのくらい」という目安は以下のとおりです。

 

・1時間あたり……1~2kg

・1日……20kg

・1カ月……600kg

 

薪ストーブの機種、形状によりますが、だいたい薪ストーブの本体部分が埋まるくらいの薪を1~2日で消費してしまいます。

そのため、だいたいのご家庭では多めに「パレット買い」をしていることが多いですね。

 

ちなみにこのあと詳細もお伝えしますが、1シーズンに必要な薪代は約12~28万円といわれています。

家庭によって使用する量が異なるといえど、かなり使われている方だと1カ月に7万円ほど薪代に費やしている計算となります。

 

「1カ月に7万円?!暖房器具だけで?」

と驚かれた方もいらっしゃることでしょう。私も最近は驚きました(笑)

ですが、我が家では3万円前後でやりくりができていますし、薪ストーブが導入されてから家族がリビングで顔を合わせることが増え、子どもたちの笑顔も増えたように思います。

お金では買えない何かを得ることができたのも、薪ストーブの恩恵かなと思うので、薪代に関しては「これは価値のある出費だ」と思うようにしています。

 

薪の保管方法について

「薪の保管、どうしてる?」

という疑問をいただくことも多いので、ここで解説させていただきます。

 

まず、基本的には「自宅保管」となります。

ときどき庭の地面に直置きしている方をお見かけしますが、木は湿気が一番の大敵となるので、「外に出しっぱなし」はあまり推奨できません。

 

我が家では薪ストーブの横に40~50kgほどの薪を設置できるラックを常備しているのですが、こうったものがない場合は屋外の倉庫(屋根、扉があるもの)でも構いませんので、「日の当たる場所」「湿度が低い場所」で保管するよう心がけてください。

 

・保管する場所がない場合について

「そんなにたくさんの薪を置いておけるスペースがない……」

という場合は、利用する薪販売店に「預かりサービス」があるかどうか確認してみるとよいでしょう。

 

お店によっては店舗内で薪の預かりサービスを実施しているお店があります。

どうしても自宅保管が難しいという場合は、こういったものを利用してみるとよいでしょう。

 

薪ストーブがある暮らしは最高です!

この記事では、「薪ストーブの薪」に関するさまざまな疑問について解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

筆者は薪ストーブを使って5年が経ちますが、薪は電話1本で届けてもらえるので「大変だ……」と感じたことはありません。

費用面で「大変そう」といわれることもありますが、暖房器具を使用するためのガス代、電気代が減らせると思えば「まあ許容範囲かな」と思います。

1人でも多くの方が薪ストーブの魅力に気づいてくれることを祈り、筆(キーボード)を置かせていただきます。

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